第十二回全日本学校ポスター甲子園で、旭川歯科学院専門学校(八重樫和秀校長、市内神居二ノ十二)が優秀賞を受賞し、一月三十一日、主催する総北海(本社・旭川)の役員が同校を訪れ、授賞式が行われた。

 同校は同コンクールに四回目の二〇〇八年から応募しているが、入選は初めて。今年は全国の高校・大学・専門学校五十七校から、九十三作品の応募があった。グランプリ受賞作はなく、准グランプリ賞二校、優秀賞一校、奨励賞二校と、審査員特別賞、新人賞各一校が決まった。

 「歯ッスル日和」のキャッチコピーが入った同校の作品について、審査員は「『歯ッスル…』が群を抜いて目立ちます。画材はクレヨンか色鉛筆でしょうか。素材が生きています。極めて少ない色数でインパクト大。この作品の絵もノスタルジックで素敵なのですが、キャッチコピーがこのポスターの支柱です」と講評している。

 ポスター(A3判)は昨年七月下旬に行われた「第五十二回歯学祭」をPRするために、祭り運営の中心となった二年生(三十七人)が制作し、五百枚印刷。校内のほか、市内の歯科医院や公共施設などに掲示した。

 制作の中心となった塩田楓恋(かれん、20)さんは「昭和風のものが好きだったので、あのような感じになりました。キャッチコピーはクラスの仲間二、三人とワイワイ話していたら、パッと浮かんで、『それいいね』ということなったんです」と笑顔だった。

 八重樫校長は「毎年応募してきて、初めての快挙です。嬉しいですね。来年以降も頑張ってもらいたい」と学生らを祝福している。

 旭川関連では、旭東高が奨励賞を受賞した。