東日本大震災と福嶋第一原発事故で被災した高校生たちの活動を追ったドキュメント映画「種まきうさぎ~フクシマに向き合う青春」が三月十一日(土)、ときわ市民ホール(五ノ四)四階多目的ホールで行われます。

 監督は「ワーカーズ」「ビキニの海は忘れない」などの社会派の映画を撮った森康行さん。ナレーションは女優の大竹しのぶさんです。原発ゼロをめざす旭川連絡会の主催です。

 高校生たちは大震災と原発事故の現状を知ってもらおうと、朗読グループ「たねまきうさぎ」=写真=を結成します。彼らが全国各地の高校生や若者たちと交流を重ねたり、アメリカの核実験場として使われたマーシャル諸島を訪れ、放射能汚染と闘い続けている人々と出会い、学び成長していく姿をカメラが追います。

 全国各地からの高校生や若者たちとの交流会では、広島に留学している旧ソ連の水爆実験地だったカザフスタン出身の少女も参加し、核と平和について話し合います。

 ビキニ環礁の水爆実験で知られるマーシャル諸島では、六十年間放射能汚染と戦い続けているマーシャルの人々が、「我々は何もできない被害者ではない。どんな困難も切り開いて生き抜いていくサバイバーだ」と語る姿勢に勇気をもらいます。

 上映は、午前十時半からと、午後一時半からの二回です。参加費は一般五百円、高校生以下三百円。

 問い合わせは、道北勤医協友の会事務局の樋原さん(TEL33―0854)へ。