“日雇い労働者の街”と呼ばれている大阪市西成区釜ヶ崎にある「こどもの里」で七年間に渡りカメラを回したドキュメンタリー映画「さとにきたらええんや」(重江良樹監督)の上映会が十二日(日)午後一時から、旭川大学短大校舎二五一教室で行われます。旭川おとな食堂(代表=清水冬樹・旭大短期大学部准教授)の主催です。

 「さと」と通称される「こどもの里」は三十八年前に開設されました。障がいの有無や国籍にかかわらず、〇歳からおおむね二十歳までの子どもが無料で利用しています。学校帰りに遊びに来る子や一時的に宿泊する子、さまざまな事情から親元を離れて暮らす子、そして親や大人たちの休息の場として在り続けてきました。人情が色濃く残るまちの人々の奮闘を描く、涙と笑いにあふれるドキュメンタリーです。

 旭川おとな食堂は、市内六カ所で、それぞれが運営している「こども食堂」の関係者や援助者らがノウハウなどを共有することを目的に集まったネットワーク団体です。

 「子どもの貧困」に向き合い、子どもたちの笑顔と未来のために何ができるかを模索しながら、子どもたちの「今」と「居場所」を考える一つのきっかけを見つけたい、というのが上映会の目的だそうです。

 上映時間は百分。上映後、交流会を予定しています。

 参加費は大人千円、中高生五百円、小学生以下無料。託児がありますが有料です。問い合わせを。前売りチケットなどはありません。直接会場へ。

 問い合わせは、NPO法人ワーカーズコープ(旭川地域福祉事務所、TEL73―6692、メールasahikawaotonashokudo2016@gmail.com)