基本計画案説明会「なぜ2団体だけに出席要請?」
庁舎位置条例改正「なぜ、いま提出か?」

 市議会第一回定例会の大綱質疑と予算等審査特別委員会で、新庁舎建設基本計画案についてのパブリックコメントの説明会と、新庁舎が建つ地番を定める「位置条例」改正について質疑があった。基本計画の策定期限を一月末と定め、パブリックコメントの実施期間を、市民が最も多忙な正月を挟む年末年始としたことの弊害や、議会内に依然としてある「建設を急ぐべきではない」「現庁舎を残すべき」との主張を背景にした質問が相次いだ。
   (文中敬称略・佐久間和久記者)

一般市民に広報せず、市長名で2団体に案内

 大綱質疑で、金谷美奈子(無所属)は新庁舎建設計画について、「昨年二月に行った新庁舎建設基本構想案の説明会は市広報などで広く市民に周知したが、十二月に開いた基本計画案の説明会開催の案内は、市広報にも掲載しなかった。だが、西川市長名で市民委員会とまちづくり推進協議会の二団体だけに出席の要請文を出している。市民に広報せず、なぜ二団体だけに出席を要請したのか。パブリックコメントの募集期間中でもあり、こうした団体に説明するのが市側にとって都合が良かったのではないか」と市の説明会の開催手続きを追及した。

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