「旭川泡盛の会」が二十一日、旭川トーヨーホテル(七ノ七)で開かれ、約三百人が沖縄の泡盛や料理、音楽に親しんだ。実行委員会(難波俊哉会長)の主催。

 「泡盛の会」は全国各地で行われているが、旭川が最北の開催地。北の旭川と南の沖縄の交流を深める目的で二〇一四年からはじまり、今年で五回目の開催。

 沖縄県酒造組合の玉那覇(たまなは)美佐子会長や泡盛の女王・友寄(ともよせ)美幸さん(30)も来旭し、「カリー」(沖縄方言で乾杯)のかけ声で会はスタート。ゴーヤーチャンプルやクーブイリチーなどの沖縄料理で泡盛を楽しんだ。

 ステージでは三線の演奏や沖縄の歌が披露された。エイサーの団体「琉球舞団 昇龍祭太鼓」東京本部と旭川支部の演舞では、来場客が入り乱れて踊る「カチャーシー」の状態に。抽選会では、泡盛の一升瓶や道産のカニなどの賞品が当たるたびに歓声が上がった。

 泡盛の女王・友寄さんは「会場が一帯となって、盛り上がっていただけました。今まで様々な所で『泡盛の会』に参加してきましたが、こんなに明るく賑やかな会は初めてです」と話した。