5月13日 トーヨーホテルで贈呈式

 第五十回小熊秀雄賞の最終選考会が一日、旭川市高砂台の旅館「扇松園」で行われ、山田亮太さん(東京都)に贈ることを決めた。

 市民実行委員会(橋爪弘敬会長)の主催。全国から九十一点の応募があった。対象は、二〇一六年一月から十二月末までに刊行された詩集。

 選考委員は、アーサー・ビナード(詩人、エッセイスト・東京)、石本裕之(詩人・旭川高専教授・旭川)、佐川亜紀(詩人・横浜市)、堀川真(絵本作家・名寄市)の四氏。実行委員会の石川郁夫さんが進行役を務めた。

 実行委員会による第一次審査で十五点を選出。その中から二次選考として、四人の選考委員と実行委員会が各二点を推薦し、六点が最終選考会にノミネートされた。

 最終選考会は実行委員会の会員ら約三十人が見守る中、公開で行われた。四人の委員が、六冊の詩集を一点ずつ講評する形で始まり、二時間を要して三点が残った。

 その後の論議で、丁章さん(大阪府東大阪市)の『詩碑』と、山田さんの『オバマ・グーグル』の二点に絞られ、四人の選考委員が文字通り白熱の論議を展開した。

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