比布町との境界にある突哨山で五月三日(水・憲法記念日)、野の花のお花見「カタクリフォーラム」が開かれます。二十五回目。

 主会場は「カタクリ広場」(旭川刑務所の正門から百㍍上の右側)。市民グループ、突哨山と身近な自然を考える会(出羽寛代表)とカタクリ楽団(堀川真楽長)の共催です。

 この雑木林が広がる丘陵地にゴルフ場計画が持ち上がったのがきっかけで始まった早春のお祭りです。

 全山を覆うように咲くカタクリやエゾエンゴサクの花を楽しむ「野歩き」は、午前十時、午後零時半の二回、カタクリ広場から出発。自然に精通したガイドと一緒に、約二時間の行程で春の雑木林を巡ります。

 カタクリ広場では、フリーマーケットやお茶の野点、この日だけ製造する「カタクリ団子」や、麓の農家が栽培したコメを使った「特製おにぎり」、地物のホウレンソウやイチゴを販売します。

 絵本作家の堀川真さんと一緒に金づちやノコギリを使って何かを作るワークショップ「突哨山でトントンギコギコ」は毎年、親子連れでにぎわいます。

 そのほか、「カタクリ演芸会」や絵本の読み聞かせ、紙芝居もありますよ。

 フォーラムの参加費(カンパ)は、野歩きやワークショップのお代も含めて五百円。堀川さん制作の可愛いバッヂが「参加者マーク」になります。

 問い合わせは、出羽さん(TEL090―6267―6521)か、清水さん(TEL090―9755―0432)まで。