夜間中学・旭川遠友塾(成田正共同代表)の入学式が八日、学び舎となっている旭川医療情報専門学校(九ノ十一)で行われた。

 遠友塾は、さまざまな理由で小学校や中学校に十分通えなかった人や、卒業はしたが、もう一度基礎的な勉強をしたいと望む人たちを対象に、毎週土曜日に開校している。

 入学式には、入学生や在校生のほか、ボランティアで熟を支えるスタッフら約五十人が出席した。今年度の入学生は二人。

 成田代表は「新年度に入学して来たお二人を心から歓迎します。また卒業後も在学し、意欲的に勉学に取り組んでいる皆さんにも拍手を送ります。新入生は期待とともに、少なからぬ不安を抱いていると思いますが、スタッフ一同しっかりと支える力になって行こうと決意しています。ご安心ください」と笑顔で語りかけた。

 教科を担当するスタッフの紹介では、「生徒のパワーをもらって、私も頑張っています」「面白い授業を心がけています。面白くなかったら、『面白くない』と言ってください」「皆さん、難しい顔をしていますが、面白い授業をするんですよ」などと冗談を交えながら自己紹介。式場はアットホームな雰囲気に包まれた。この後、記念撮影をして入学式を終えた。