開園五十周年を迎えた旭山動物園が四月二十九日、夏期営業をスタートした。二十四日の記者会見で西川将人市長は来年三月まので記念事業について説明した。

 主なものは―。

 ①ゴールデンウイーク期間中の七日まで、全入園者に動物園グッズが当る抽選券を配布。

 ②開園記念日の七月一日と二日の二日間を「市民無料開放日」とし、開園時間を二時間延長し、午後七時十五分まで(入園は午後六時)とする。二日に台北市立動物園園長による記念講演とフォーラムを行う。

 ③来年三月まで、月一回のイベントを開催、園内学習ホール一階で歴代ポスターと市民メッセージを展示する。

 ④旭山動物園図録(改訂版・定価千八十円)と、五十周年記念誌(定価未定)を発行し、七月一日から園内売店で販売する。

 また、夏期営業と同時にスタートするとしていた新「さる山」での、ニホンザルとニホンイノシシとの共生展示は、姉妹都市の鹿児島県南さつま市でイノシシが捕獲できなかったため、延期される。