文芸評論家、小林孝𠮷さんの講演会が七月八日(土)午後三時から、西川徹郎文學館(七ノ八)で行われます。同館が社会教育活動の一環として行っている「西川徹郎文學館大學」(通称・新城峠大學)の無料文芸講演会としての開催です。

 小林さんは一九五三年(昭和二十八年)長野県生まれ、横浜市在住。明治学院大学文学部卒。神奈川大学が発行する「神奈川大学評論」の専門編集委員。著書に「椎名麟三論―回心の瞬間」「埴谷雄高『死霊』論―夢と虹」「銀河の光 修羅の闇―西川徹郎の俳句宇宙」などがあります。

 小林さんの著書「内村鑑三―私は一基督者である」は昨年、第三回西川徹郎文學館賞を受賞しています。当日は「宗教と文学―西川徹郎と内村鑑三」と題して話します。

 当日は入館料も無料です。問い合わせは同館(25―8700)へ。

 なお同日午後六時から、西川徹郎文學館の開館十周年祝賀記念会がトーヨーホテル(七ノ七)で行われ、第三回西川徹郎文學館賞の授賞式、「修羅と永遠―西川徹郎論集成」の出版記念会が併せて行われます。

 一般も参加できます。会費は八千円。申し込みは二十日(火)までに同館へ。