道中小企業家同友会道北あさひかわ支部(粟田和成支部長)が二十七日(火)、「障がい者の就労を考える会」を立ち上げます。同日午後六時半から、ときわ市民ホール(五ノ四)で発会式と講演会が行われます。会員以外も参加できるオープン例会です。

 一人でも多くの障がい当事者に就労機会を提供し、自立して暮らしていける環境づくりを目指す目的で、同支部内に立ち上げる部会です。就労支援施設など十五社のほか、一般の企業三十社の計四十五社でスタートします。

 設立発起人代表の西村達一郎さん(フレアサービス社長)は「就労支援事業所と、障がい者を雇用したい民間企業が、一緒になって考え、課題に取り組む場が、これまでありませんでした。札幌や函館などの同友会支部が先行していて、当支部でも取り組むべき意義があると考えました」と話しています。

 講演会の講師は、北海道同友会の「全道障がい者問題委員会」で委員長を務める田中傳右衛門さん(和光代表取締役会長)です。札幌支部に所属し、長くこの課題に取り組んできた田中さんが、委員会の活動の歴史について話します。

 西村さんは「九月頃には、就労支援事業所と民間企業、また障がい当事者が参加する雇用のマッチングを図る会も開く予定です。ぜひ多くの障がい福祉の関係者、一般企業の経営者に関心を持っていただきたい」と当日の参加を呼び掛けています。

 発会式は無料、講演会は千円で誰でも参加できます。申し込み、問い合わせは同友会道北あさひかわ支部事務局(TEL29―6663)へ。