永山地区に住む高齢者たちの「住み慣れた永山で元気に笑って過ごしたい」との思いに応えたいと、旭川大学の学生らが中心となり「永笑(とわ)のつどい」が六月十八日、ケアハウスのサンライズ(永山町十丁目)で開かれた。

 永山地区は農村と住宅、商業の三地域に分かれている。その中で、農村地域は特に高齢者の割合が高く、離農や町内会活動の減少、老人クラブの解散などで人間関係が希薄になっているという。地域の高齢者からの「集まりの場所があったら、介護や認知症の予防につながるし、生きがいにもなる」との声に応えようと「永笑のつどい」が始まった。

 旭川大学保健福祉学部看護学科の学生でつくる「地域ふれあい看護研究会」と、包括支援センター、二つの社会福祉法人が中心となって、毎月一回、社会福祉法人が運営する施設で開催している。

 この日は二十四人が集まった。学生たちが「熱中症」について注意を呼び掛け、ラジオ体操などをした後、お茶を飲みながら交流を深めた。約二時間、高齢者たちは学生たちと楽しいひと時を過ごした。