永山小(児童数六百二十四人・鎌上彰校長)の開校百二十周年を記念するメモリアルソング「風の子」が十九日、全校児童に披露された。作詞作曲した、同小卒業生のシンガーソングライター児玉梨奈さん=札幌在住=が、後輩たちの前で歌った。

 児玉さんは一九九五年(平成七年)に同小を卒業。永山中、旭北高から、札幌の大学に進学し、二〇〇五年から弾き語りの活動を始めた。

 「卒業したあとに、どんなことがあってもこの学び舎での事を思い出して、元気に駆け抜けていく風の子のようであってほしい、そんな願いをこめて作りました」と児玉さん。

 同じ永山小出身で、アレンジを担当した、旭川在住の増田明宏さんがピアノを伴奏、同小の吉岡音井教諭がコーラスパートを担当し、体育館に美しい歌声が響いた。

 この「風の子」は、十月に開催される開校百二十周年記念式典で子どもたちが合唱することになっていて、集会などで繰り返し練習して本番に備える。

 児童会の小松愛来会長は「大切な歌の贈り物です。卒業生だからこそ永小のことが分かる、綺麗な歌を作ってくれました。式典でうまく歌えるように練習していきます」と話していた。