今回の国際家具デザインフェア旭川(IFDA)では、日本企業の海外進出や輸出促進などを支援している日本貿易振興機構(JEТRО・ジェトロ)北海道と旭川家具工業組合が共同で、海外からバイヤーを招き、商談会形式の展示会を行なった。

 またJEТRО北海道は、海外に家具を輸出する際の輸送コストを削減するため、複数の企業の製品を一つのコンテナでまとめて輸送できるようにするなど、輸出しやすい環境づくりにも取り組んでいる。

 JEТRО北海道のアドバイザー栗澤傑さん(48)は「商談会には、アメリカ、タイ、香港、台湾から信頼の置けるバイヤーを招待しました。海外では、家具のほか、木製のお弁当箱やコップのようなクラフト製品など、日本人の手先の器用さが表現された商品も人気が高いです。また、欧米への家具輸出の課題のひとつとして、アジア圏に比べ、使う人の体格や家の規模が大きいため、輸出の際にサイズを変更するなど、生活様式に合わせる必要があります。今後も、旭川家具が海外で販売しやすくなるようなサポートを続けていきたい」と話していた。