男山(永山二ノ七・山崎與吉社長)の純米大吟醸「男山」がベルギー・ブリュッセルに本部を置く世界酒類コンクールで最高賞の金賞を受賞した。

 一九七七年の初受賞以来、四十一年連続の受賞。授賞式は五月二十九日、マルタ共和国のバレッタで行われた。

 受賞した純米大吟醸は、酒造好適米の山田錦を三八%まで磨き、昔ながらの製法で醸した手づくりの酒。アルコール度十六度、フルーティーな香りとすっきりした喉越しは、日本酒の芸術品といえる逸品だ。

 受賞会見で山崎社長は「造り手は毎年プレッシャーの中、安定した酒造りをしています。ですから受賞の連絡を頂いた時は毎回ホッとします。安定した酒を提供していくのがメーカーの務めなので、四十一年続く受賞は素直に嬉しく思います。今後も毎年出品して行きたい」と語った。

 金賞を受賞した純米大吟醸「男山」は七百二十㍉㍑入り五千四百円、一・八㍑入り一万二千九百六十円で、全国の酒販店などで発売中。問い合わせは、男山(TEL48―3777)へ。