「小熊秀雄を『しゃべり捲れ』講座」が二十六日(水)午後六時半から、ときわ市民ホール一階一〇一号室で開かれます。

 旭川ゆかりの詩人、小熊秀雄(一九〇一~一九四〇)の作品や人となりをもっと市民に知ってもらおうと、小熊秀雄賞を主催する市民実行委員会(橋爪弘敬会長)が企画する市民を対象にした連続講座です。

 二十八回目の講師は、詩人で、旭川の歴史や詩の分野にたくさんの著書がある東延江さんです。東さんは一九三八年、旭川生まれ。中学生の頃から詩作を始め、十三詩集『花散りてまぼろし』で第四十七回北海道詩人協会賞受賞。著書に、『旭川詩壇史』『北海道の碑』『旭川の街並み今・昔』など多数。

 間もなく『続・旭川詩壇史』を刊行する東さんが、その出版記念を兼ねて「昭和初期の旭川の詩人たち」と題して講演します。昭和初期、旭川には小熊を含めて、熱気にあふれた青年詩人たちがいました。全道の詩人たちは彼らを「大雪山系の詩人たち」と呼んだといいます。東さんが、『続・旭川詩壇史』に登場する、それらの若き詩人たちに焦点を当てて話します。

 参加費は五百円。テキストとして実行委発行の「小熊秀雄詩撰 星の光りのように」を使います。当日会場でも販売します。税込千円。

 問い合わせは、実行委事務局(八ノ六 あさひかわ新聞内 TEL27―1577)へ。