「食と農と暮らしのスロースタイルのグランドデザイン~イタリアと北海道で考えるエコグルメ」をテーマに掲げる講演会が八月五日(土)午後三時から、東川町文化芸術交流センター(同町北町一)で開かれます。東川町が毎月、特別講師を招いて開講しているデザインスクールの第二十一回目の講座です。

 講師は、東京農業大学名誉教授の美土路知之(みどろともゆき)さん。一九五一年(昭和二十六年)生まれ。農業経済学が専門で、東京農大生物産業学部(網走)を拠点に、「地域に根ざした食と農の協働関係と地域振興」をテーマに研究を続けています。

 イタリアのスローフード運動と地場食材に強い興味を抱き、幾度もイタリアに渡り、現地で体験と研究を重ねました。「エコグルメ」とは、イタリアのスローフード運動のキーワード。環境に負荷をかけず、生産者の暮らしや営業、地域固有の食材や品種を守る「環境グルメ」を指すそうです。

 人と地域にとって、地球にとって健康で幸せな食と農について学ぶ講演会です。午後四時半に終了の予定です。

 聴講は無料ですが、申し込みが必要です。東川町産業振興課(TEL74―6801)、メール(designschool.higashikawa@gmail.com)へ。