市民が集う生涯学習の場「旭川青年大学」が二十五日の定期講演会で受講者の数が延べ五十万人を超えた。

 五十万人目に受付をした石黒富久司さん(68)に酒井正清運営委員長から花束が贈られた。

 旭川青年大学は市民有志が一九八三年(昭和五十八年)に開講し、今年で三十五年目を迎えた。自己啓発を目的に毎月様々なジャンルで活躍する講師を招き、新たな知識や情報を学ぶ場として、十代から九十代まで幅広い年齢層が受講している。年齢を重ねても、青年のような向学心を忘れないという思いを込めてのネーミングだ。

 五十万人目となった石黒さんは開校当時から通う一期生。壇上で「毎年、いろいろと勉強させて頂き有り難うございます」と感謝の言葉を述べた。

 セレモニーの後、七月の講師、料理研究家の大原千鶴さんが「京都のくらしとシンプルごはん」と題して講演した。