元駐中国大使、丹羽宇一郎さん=写真=の講演会が二十五日(金)午後六時から、旭川グランドホテル(六ノ九)で行われます。旭川日中友好協会(鳴海良司会長)、旭川ハルビン友好協会(瀧野喜市会長)の主催。日中国交正常化四十五周年を記念して開く講演会です。

 丹羽さんは一九三九年(昭和十四年)愛知県生まれ。六二年(同三十七年)に名古屋大法学部を卒業し、伊藤忠商事に入社。九八年(平成十年)に同社社長、二〇〇四年(同十六年)会長に就任しました。内閣府経済財政諮問会議民間議員(〇六~〇八年)、地方分権改革推進委員会委員長(〇七~一〇年)を経て、一〇年六月から一二年十二月まで民間出身者としては初の駐中国大使を務めました。現在は日中友好協会会長のほか、早稲田大学特命教授、グローバルビジネス学会会長も務めています。著書に「習近平はいったい何を考えているのか」(PHP新書、二〇一六)、「中国の大問題」(同、二〇一四)など多数があります。

 演題は「激動する世界情勢と日中関係のこれから」。大使として中国全土を歩き、中国政財界の要人たちと接してきた二年半の日々についても話す予定です。

 前売り券は五百円。問い合わせは、旭川日中友好協会の永瀬さん(TEL090―2050―5350)、または旭川ハルビン友好協会事務局(一条買物公園フィール七階旭川市国際交流委員会内、TEL25―7491)へ。