人が生きていく上で必要不可欠である魚や鳥など魚鳥類に感謝と供養の気持ちを込めて、「魚鳥類供養祭」が二十日、常磐公園内の魚鳥記念碑前で行なわれた。

 今年で六十七回目を迎えた供養祭は、道料理飲食業生活衛生同業組合旭川支部(伴野忠孝支部長)の主催。市内の飲食店経営者ら約五十人が集まった。僧侶による読経に続き、参列者が次々に焼香した。

 伴野支部長は「昭和二十六年に十軒ほどの料理屋さんが集まって始めた供養祭も六十七回目を迎えました。皆さまが普段から使う『頂きます』の言葉は魚鳥類などの食材への感謝の言葉です。全ての尊い命に感謝するとともに、食べマルシェなどで使われる材料の数を考えても、市を挙げて行う供養祭になることを願います」と挨拶した。

 閉会後、命を繋ぐという気持ちを込めて、参列者全員で金魚や鯉の稚魚を公園内の千鳥ヶ池に放流した。