旭山動物園のアムールヒョウが十二日から十三日にかけて、二頭の子を出産した。

 オスのキン(十三歳)とメスのルナ(五歳)の子で、一頭目は十二日午前九時三十八分に、もう一頭は十三日午前三時頃に産まれた。このペアの繁殖は初めてだ。

 旭山動物園では一九九一年(平成三年)、全国で初めてアムールヒョウの繁殖に成功し、日本動物園水族館協会の繁殖賞を受賞している。アムールヒョウの繁殖は一九九六年(平成八年)以来、二十一年ぶりだ。

 坂東元園長は「かつて繁殖賞を受賞した思い入れのある動物であり、また開園五十周年という記念の年に生まれたことは感慨深い」と話している。

 性別はまだ不明で、秋にワクチンを接種する際に判定される。一般公開は秋以降となりそうだ。