情報公開やメディアの現状を考える講演会が九月十一日(月)午後六時から、札幌エルプラザ(札幌市北区北八ノ西三)三階ホールで開かれます。

 講師は神保哲生(じんぼう・てつお)さん。「民主主義の危機に立ち向かう―報道現場から語るメディアと知る権利」と題して話します。

 神保さんは一九六一年、東京都生まれ。コロンビア大学ジャーナリズム大学院修士課程修了。AP通信などの記者を経て独立し、九九年、日本初のニュース専門インターネット放送局「ビデオニュース・ドットコム」を設立。地球環境、国際政治、メディア倫理などを主なテーマに報道しています。著書に『ツバル―地球温暖化に沈む国』(二〇〇七年・春秋社)、『PC遠隔操作事件』(二〇一七年・光文社)などがあります。

 特定秘密保護法が施行された現在、メディアが真実を報道できる社会状況か、日本社会は十分な情報公開がなされているか。ニュース専門のインターネット放送局を主宰し、メディアに対して鋭い発言を続ける神保さんが展望します。

 今年十月に滋賀県大津市で開かれる第六十回人権擁護大会のプレシンポジウムとしての開催です。
 入場無料。予約も不要です。質問の時間を含めて、午後八時に終了の予定。問い合わせは、札幌弁護士会(TEL011―281―2428)へ。