NPO葬送の自由をすすめる会北海道旭川支部(土肥國明支部長)が主催する講演会が十月一日(日)午後二時から、大成市民センター(六ノ十四)で行われます。

 講師は、民俗学者で同会本部副会長の酒井卯作さんです。一九二五年(大正十四年)、長崎県生まれ。「散骨か墓か」と題して話します。

 「碑を建てて死者の魂を祭るのは人の自然な心だが、近年、極端に華美になり、自然が破壊されつつある。日本でも古くは、死者の魂を美しい場所に置こうという宗教的な考えから散骨が行われていた」などの観点をもとに、遺骨をどうすべきかを考える講演会です。

 支部長の土肥さん(76)は「当会では、葬送の自由を原則に、遺灰を節度、品位を持って土や海に返す“自然葬”を推奨しています。散骨を希望する人、墓じまいを検討している人など、興味がある方はどなたでも参加してください」と来場を呼び掛けています。

 参加費は三百円(会場費、資料代を含む)。申し込み、問い合わせは土肥さん(TEL24―8090)へ。