サンル川で産卵のためにのぼって来たサクラマスを観察する会が十六日(土)、下川町のサンル川で開かれます。市民グループでつくる実行委員会の主催です。

 天塩川の枝川サンル川は、日本海から二百㌔もの距離をのぼって来たサクラマスたちが、豊かな森の中を流れる清流で自然産卵をする姿を間近に観察できるという、本当に稀有な川です。

 その北海道の財産ともいえる川で、いま、国交省北海道開発局がダムの建設工事を進めています。五百五十億円以上の税金を注ぎ込んで、サクラマスや絶滅危惧種のカワシンジュガイを絶滅に追い込みながら、ほとんど治水効果が期待できないダムが造られようとしているのです。

 午後一時までに、下川町のにぎわい広場(共栄町)に現地集合。サンル川上流で豊かな森と川の美しさを体感し、サクラマスの産卵を観察します。急ピッチで進められるダム建設の様子も視察し、午後四時半に解散の予定です。

 汚れても良い服装、長靴、雨具(天候に応じて)、偏光グラスを用意するとよいでしょう。

 定員五十人。参加無料ですが、保険をかける関係で、申し込みが必要です。十三日(水)までに、名前、ご年齢、当日連絡のつく電話・アドレスをサンル川を守る会の橋本さん(TEL080―4040―3632、メール sanru_hokkaido@yahoo.co.jp)まで知らせてください。