何を信じたらいいの――? 木村香奈さん(23)の写真展「私が見た景色」が、十九日(火)から二十三日(土・祝)まで、cafe旭荘(旭町一ノ二)の個室で、また二十四日(日)から十月一日(日)までは、まちなかぶんか小屋(七条買物公園)で開かれます。

 日々、情報が波のように押しよせ、「本当」と「うそ」が錯綜している昨今。信じられる情報は、自らの目で見て、耳で聞いたこと。木村さんは、仕事を通じて子どもと関わることが多くなり、「この子たちの将来はどうなるのだろう」と案ずるうち、様々な疑問を抱くようになったそうです。

 「何が本当の情報なのか、沖縄・辺野古や高江の今を自分の目で確かめたい。そして、何物でもない私の目線だからこそ伝えられる景色がある。という思いで沖縄へ行ってきました」と木村さん。

 写真展では、風景を中心としたパネル18枚のほか、辺野古のテント村を訪れて撮影した、スナップ写真などが展示されます。

 「様々な物事が、意図的に私たちに知られないように動いている現代社会。“知らなかった”では済まされない状況になりつつあります。手遅れになる前に、ひとりでも多くの人が、他人事ではないと考え、自発的に知ろうとするきっかけになって欲しいです」と話しています。

 入場無料。午前十時から同十一時、午後三時から同五時まで(cafe旭荘)、午前十時から午後六時まで(まちなかぶんか小屋)。問い合わせは、メール okinawaphoto0919@gmail.comへ。

ドキュメンタリー映画「いのちの森 高江」上映会 同時開催

 写真展の開催に合わせて、映画「いのちの森 高江」の上映会を、二十日(水)にこども冨貴堂(七条買物公園)、十月十三日(金)にボーフラ(三ノ九)で行ないます。

 謝名元慶福(じゃなもとけいふく)監督が、沖縄県東村高江の豊かな自然と人々の生活を脅かすヘリパッド建設の実状や、それに立ち向かう高江の人々の様子などを記録したドキュメンタリーです。

 両日ともに、午後七時半開演。入場は無料。