三条本通りから、三・四仲通りに抜ける小路が「さんぱち小路」と命名され五日、町内会や軒を連ねる飲食店の店主などが集まりセレモニーが行われた。

 愛称の命名は、中心街にある「ふらりーと」(五ノ七)や「パリ街」(四ノ六)のようにもっと市民や観光客にアピールしようと、旭川信用金庫本店職員がプロジェクトチームを結成して取り組んだ。

 昨年末から愛称の候補を募集すると八十二点の応募があり、投票の結果、「さんぱち小路」に決定した。

 小路の出入り口に店を構える「花まる亭」のオーナーシェフ・藤丸正雄さんは、「今回の名前を付けて頂いたことで、小路を今まで知らなかった人たちにも知ってもらうきっかけになれば嬉しいです。一人でも多く方に足を運んで頂ければと思います」と期待を寄せる。

 セレモニーでは町内会長の前田康仁さん(ソリューションセンター社長)が「昔はこの小路にも名前があったようですが、今回の新たな命名を機に、小路だけでなく町内全体が賑やかになればと思います」と挨拶し、セレモニーを締めくくった。