重症心身障害児(者)施設・北海道療育園(春光台四ノ十)で三日、「北療祭」が開催され、晴天にも恵まれ、地域の住民ら約三千五百人が来場した。今年で四十三回目。

 実行委員長の出羽栄治さん(61)は「前日までの天気予報では台風上陸の恐れがあり、無事に開催できるか懸念していました。いざ当日を迎えてみると、これ以上ないほどの晴天となり、無事に終えることが出来ました。今年は、例年に比べてたくさんの子どもたちが楽しんでいる姿が印象的です。ウサギや子ブタなどの動物と触れあえるエリアや、ポニーの馬車の周りには、子どもたちの笑顔があふれていました」と話した。

 野外ステージでは軽音楽やダンス、幼稚園児らによる器楽演奏、チアリーディングなどが披露されたほか、広々とした園庭には、福祉施設の人たちによる「青空市場」、フランクフルトや焼きそば、アイスクリームなどの屋台が並び、訪れた人たちが笑顔で思い思いに楽しんでいた。