若手の自動車整備士らが集まり技術などを学ぶ旭川地方自動車整備青年経営研究会(上田積会長)が十一、十二日の二日間、ハイブリッド車の整備の授業を旭川実業高校(堀水享理事長)自動車科で行った。

 同会では、後進の育成などを目的に二〇一五年(平成二十七年)から旭実高での出前授業を始め、今年は今回の二年生五十八人を対象に行った授業のほか、十月に一年生六十五人を対象に行う予定だ。

 授業の内容は、今年市内の自動車販売店から寄付を受けたハイブリッド車を使った車両点検など。教室での座学の後、それぞれのグループに分かれ、実際の車の点検の仕方などを学んだ。

 座学を担当した上田会長は「今回は実際にハイブリッド車に触って車の楽しさを感じてもらいたいです。これをきっかけに一人でも整備士を目指す若者が増えれば嬉しいですね」と話していた。

 また、同校の自動車科科長の山内智裕教諭は「私たちでは出来ない授業も多く、大変有り難いです。生徒たちには実際に現場で起こっていることを学んでほしいです」と同会への感謝の言葉を述べていた。