「優佳良織の存続を願う市民の会」による署名活動が行われています。

 旭川で半世紀以上にわたって織り続けられた織物工芸の技術を継承し、併せて観光施設として大きな役割を果して来た優佳良織工芸館、国際染織美術館、雪の美術館の三館を活用する道を探求するよう西川将人・旭川市長に要望するのが目的です。

 街で、優佳良織のマフラーやストール、ネクタイを身に着けている人に出逢ったり、たまたま入った飲食店の壁に優佳良織の壁掛けが飾ってあるのを見ると、なんだかうれしい気分になります。優佳良織は、趣味の違いはあるでしょうが、旭川の一つの象徴でした。百年の年月を要する「伝統工芸」として遺したい、そんな思いが署名活動をスタートさせたのです。

 あさひかわ新聞は、優佳良織と「あなたの物語」を募集します。「織元」と呼ばれた、創業者の木内綾さん(一九二四―二〇〇六)や、まちづくりに深く関わった木内和博さん(一九四六―二〇一六)との懐かしい話、優佳良織にまつわる思い出などを教えてください。もちろん、私的な話で結構です。

 ご連絡をいただけば記者が取材に参上します。あさひかわ新聞編集部(TEL27―1577)まで。