敬老の日の十八日現在、今年度のうちに百歳を迎える長寿者は旭川市内に九十四人(一九一七年四月一日から翌一八年三月三十一日まで生まれた人)。

 西川将人市長は翌十九日、介護老人保健施設みやびの森(東旭川町下兵村)を訪れ、今年度百歳となる松橋清子さん(100)と木村ハルヱさん(99)に国からの銀杯と市からバスタオル、表彰状を贈った。

 松橋さんは一九一七年(大正六年)八月二十日、函館市生まれ。木村さんは一九一八年(同七年)三月十九日、美瑛町生まれ。

 松橋さんは西川市長から記念品を受け取ると、手を合わせ「ありがとうございます」と何度も頭を下げた。そして「母は五十歳で亡くなりました。私はその二倍も長生きしています。皆さんもお元気で」としっかりした口調でお礼を述べた。

 木村さんは「わざわざ、いらして下さりありがとうございます。こんな立派なものを頂いて、長生きしてよかったワ」と笑顔で西川市長を迎えた。息子の太一さん(70)に促され、市長と笑顔で写真に納まった。 

 その他の長寿者には、市福祉保険部介護高齢課生きがい係の職員が、今月末まで自宅に記念品と表彰状を届ける。

 市内で今年度、百歳となるのは男性十二人、女性八十二人。市が統計をまとめた九月七日現在、九十五人いたが敬老の日までに、女性一人が亡くなった。

 市内の百歳以上の長寿者は二百一人で前年度比、男性四人減、女性九人増で、五人増となった。周辺八町の百歳以上は、鷹栖町十一人、東神楽町五人、当麻町四人、比布町五人、愛別町九人、上川町二人、東川町八人、美瑛町十二人となっている。

 道内の最高齢者は男性が足寄郡足寄町の野中正造さん(112)、女性は旭川市内の青山きくさん(111)。