エンペラーペンギンのヒナ

 本紙に「暮らしの隅を彫る」を連載中のイラストレーター・岩崎彩香さんの作品展「ペンギン展」が十五日(日)まで、こども冨貴堂(七条買物公園)のギャラリーキッズで開催中だ。

 岩崎さんは一九八五年(昭和六十年)旭川市生まれ。札幌の大学で英米文学を専攻するかたわら、デザイン専門学校で空間デザインを学び、卒業後の約五年、旭山動物園でデザインや事務の仕事を担当した。その間、ペンギンの飼育係も一年ほど務めた。現在は子育て中で、作品作りは主に子どもが寝ている間に行っている。

 同展では、世界中のペンギンをモチーフにしたゴム版画作品約十五点を展示している。柔らかく、温かみのある色合いと、独特のかすれ具合で、ペンギンの生きる姿がいきいきと描かれている。ペンギンの特徴や生態などの解説もついて、見て、読んで楽しめる展示会だ。

 八日(日)午前十一時からは、飼育係として学んだペンギンのことや、ゴム版画制作にまつわる話をする「おはなし会」がある。

 作品展、おはなし会とも入場無料。作品展は午前十時から午後六時まで(最終日は午後二時半まで)。問い合わせは、同店(TEL25―3169)へ。