東旭川地域の市民団体「旭山を活かす街づくり市民の会」(二川チエ子会長)は九月二十七日、募金活動などで集めた十万円を旭山動物園の基金に寄付した。

 同会は二〇〇七年(平成十九年)に発足。ペットボトルなどで作った募金箱を地域の商店や公民館、農協などに設置して小銭を募る「一円玉募金」の活動を行っている。集まった募金に「気持ち」を付け足して十万円にし、市に寄付するのは今回で八回目。累計で八十万円になった。

 当日は二川会長(92)をはじめ会員五人が市役所を訪問。市側は西川将人市長と佐藤幸輝経済観光部長、坂東元旭山動物園長が応対したほか、笠木薫市議会議長も同席した。二川会長が西川市長に寄付金が入った封筒を手渡し、西川市長は二川会長に感謝状を贈った。

 二川会長は「今年も皆さんの元気なお姿が見られて嬉しいです。これからも旭川のために頑張ってください」とあいさつした。

 寄付金の贈呈後は、同会が差し入れた弁当を囲んで、昼食を取りながら懇談した。東旭川で収穫した新米のおにぎりをはじめ、手製の漬け物、東旭川の鳥料理店「小野木」のから揚げなどを味わった。