比布町との境界に広がる雑木林の森、突哨山で五日、晩秋の自然と秋の味覚を楽しむ「イモ煮会」が開かれた。突哨山と身近な自然を考える会(出羽寛代表)の主催。

 朝は雪がちらつく空模様だったが、次第に青空が顔を出した。約四十人が参加、葉を落とした雑木林の散策路で自然観察を楽しんだ。

 下山後は、麓の農家が育てたジャガイモやカボチャ、新米のおにぎりと豚汁、搾りたての牛乳に舌鼓を打ち、恒例の餅つきも行われた。

 札幌からやって来た岡田和彦さん(60)は、「観察会には間に合いませんでしたが、ジャガイモも牛乳も、おにぎりも、つき立てのお餅も、おいしかった」と笑顔だった。