軍隊なしで国の平和を保ってきた中米の国、コスタリカ共和国の「奇跡」ともいえる国づくりに迫るドキュメンタリー「コスタリカの奇跡 ~積極的平和国家のつくり方~」(二〇一六年/アメリカ・コスタリカ/九十分)の上映会が十二月二日(土)、サンアザレア(六ノ四、旭川建設労働者福祉センター)で開かれます。市民グループ、チーム「今だから」の主催。

 一九四八年(昭和二十三年)に軍隊を廃止したコスタリカは、軍事予算を社会福祉や教育、環境分野にあて、国民の幸福度を最大化する道を歩んできました。国民の幸福度を測る指標「地球幸福度指数(HPI)」の昨年の世界ランキングは、百四十カ国中の一位でした。

 映画では、四八年から四九年にかけて行われた軍隊廃止の流れを追いながら、コスタリカが教育、医療、環境にどのように投資していったのかを詳しく説明し、世界がモデルにすべき壮大で意欲的な国家建設プロジェクトを明らかにしています。

 上映は①午前十時②午後二時③午後七時からの三回。

 前売りチケットは千円(当日千二百円)。大学生・障がい者は五百円。高校生以下無料。チケットは、こども冨貴堂(七条買物公園・TEL25―3169)へ。