「あなたのせいじゃない」――。性暴力の被害女性たちに手を差し伸べる、ブレンダの闘いを描いた映画「ドリームキャッチャー」(二〇一五年/イギリス/九十八分)の上映会が十二月九日(土)、まちなかぶんか小屋(七条買物公園)で行われます。まちなかぶんか小屋の自主企画「土曜シネマⅤ ドキュメンタリー・ナウ」の一環で、特集「痛みと共に生きる」の第一弾です。

 性暴力の被害女性たちを支援する団体「ザ・ドリームキャッチャー・ファウンデーション」を立ち上げたブレンダは、自身、娼婦だった過去に薬物中毒にかかり、性的暴行を受けた経験があります。かつての自分と同じ立場で苦しむ女性たちの痛みに寄り添い、励まし、抱きしめる――。

 ブレンダの慈悲と熱意が、彼女たちの傷をいやし、明日を生きる力を与えています。重いテーマを扱う作品ですが、映画を見たら、陽気で、パワフルでチャーミングなブレンダに勇気づけられることでしょう。

 上映は①午前十時②午後一時③午後四時④午後七時からの四回。開場は各回とも開演の三十分前です。前売りチケットは千円(当日千二百円)。まちなかぶんか小屋、こども冨貴堂、ジュンク堂書店旭川店で取り扱っています。

 問い合わせは、まちなかぶんか小屋(TEL・FAX23―2801 メール bunkagoya@sky.plala.or.jp)へ。

 特集「痛みと共に生きる」の第二弾は来年二月に予定されています。