東川町在住のアマチュア写真家、中野實さん(77)の写真展「小樽→旭川・最後の直行各停列車」が十二月十二日(火)まで、東川町文化ギャラリー(東町一ノ一九ノ八)で開かれています。

 JR旭川駅から小樽駅まで乗り換えなしで行ける各駅停車の列車が、昨年三月二十五日で廃止になりました。中野さんは廃止前に最終列車を含めて数回乗車し、また自家用車での補足撮影も行って、全駅舎と列車を撮影しました。

 中野さんはこれまでも旭川を始発とする各駅停車の駅舎、列車を撮影し、過去に四回の写真展を開催しています。

「各駅停車には、北海道らしさを感じます。通学で利用する高校生の姿や、車内でお年寄りとかわす何気ない会話もいいですね。宗谷本線の駅舎を撮った時は、さびれた駅舎が目につきましたが、函館本線は国道十二号と並行していることもあってか、立派な駅舎が多いのが印象的でした」と話しています。

 A1(五九四㍉×八四一㍉)~A3(二九七㍉×四二〇㍉)まで、駅舎と列車の写真を百点以上展示しています。入場料は町民百円、町外の人二百円。問い合わせは東川町文化ギャラリー(TEL82―4700)へ。

弦楽5重奏と合唱
ギャラリーコンサート 同会場で開催

 十二月十日(日)の午後一時から、同会場でギャラリーコンサートが行われます。同日午後一時から同館で開かれるMOA美術館東川児童作品展の表彰式に合わせて行うコンサートです。

 出演は、弦楽五重奏のアンサンブル東川(藤田尚量さん、熊田みちよさん、阿部英昭さん、喜多佳璋さん、伴美由紀さん)と、東川町を中心に活動する「童謡・唱歌の会」(会員三十人)の皆さんです。

 アンサンブル東川は、東川町と旭川市に在住する弦楽奏者で編成。当日は、シューベルト「ピアノ五重奏曲『鱒』」、パッヘルベル「カノン」(輪唱)、モーツァルト「セレナーデ ト長調KV525」を予定しています。

 合唱では、鉄道の写真展にちなんで「汽車ポッポ」「夜汽車」、輪唱が連なる列車をイメージさせる「カエルの歌」、また「ふるさと」も歌う予定です。

 ギャラリーの入場料が必要です。問い合わせは東川町文化ギャラリーへ。