あさひかわ新聞の連載コラム「江戸の知恵に学ぶまちづくり」(毎月第四週号)で掲載しているナカジマヨシカさん画の「判じ絵」原画展が一月五日(金)から二十七日(土)まで、ほっとカフェ(東光三ノ四)で行われます。

 「江戸の知恵に…」は昨年三月二十二日号から連載を開始。現代社会の課題解決に向けて、江戸の歴史にヒントを得ようと呼びかける平島淳嗣さんの文章もさることながら、文章中に隠れている答えを探すナカジマさんの判じ絵が、遊びの要素を加えてコラムを一層楽しくしてくれています。ナカジマさんは旭川市のPRキャラクター、あさっぴーの原作者ですが、判じ絵はあさっぴーとまったく異なる雰囲気のタッチで、「同じ人が描いたと思えない」などの感想も寄せられています。

 ナカジマさんは十一月、こども冨貴堂(七条買物公園)のギャラリーキッズで、過去二十回分の「判じ絵」原画展を開催。多くの来場者があり、NHKの全道ニュースでも取り上げられました。ナカジマさんは「判じ絵を見た方に直接感想を聞く機会はなかなかないのですが、会場ではお客さんとお話ししたり、製作秘話をお伝えしたり、私自身とても楽しかったです。判じ絵を研究している方も見に来て下さったようで、あらためて江戸時代に流行した判じ絵の面白さを感じる契機になりました」と話しています。

 今展は、こども冨貴堂で行った内容を再び展示します。ナカジマさんは「ほっとカフェさんは、ゆっくりとお食事ができるお店です。一人ではもちろん、友人とお食事しながら面白おかしく判じていただき、ぜひまたいろいろな感想を聞かせて欲しいです」と来場を呼び掛けています。

 日曜定休。午前十時~午後八時。入場無料ですが、飲食店のため注文が必要です。問い合わせは、ほっとカフェ(TEL090―7652―0864)へ。