旭川で学ぶ中国人留学生と日本人学生が友好交流するボウリング大会が九日、ディノスボウル旭川(大雪通五)で行われた。NPOアクスサポートあさひかわ21(今富昌市理事長)の主催。

 二〇一〇年(平成二十二年)から行われていて、今年で八回目。今回は旭川医大、道教育大旭川校、旭川大から五人の中国人留学生が参加したほか、今年初めて町立東川日本語学校で学んでいる五人の留学生が参加した。また韓国から旭川大に留学中の学生も一人加わった。

 日本人でボウリングに参加したのは、旭川日中友好協会の鳴海良司会長、旭川ハルビン友好協会の木村順治事務局長をはじめ、日ごろ日中友好の活動にあたっている十人ほど。二ゲーム合計のスコアを競って楽しんだ。

 ボウリングの終了後は、場所を二条買物公園の居酒屋「山の猿」に移して懇親会。今富理事長、旭川ハルビン友好協会の瀧野喜市会長のあいさつの後、同NPOの副理事長で旭川ハルビン友好協会直前会長の石川信義さんによる乾杯の音頭で開会。刺身や串焼き、ピザ、あんかけ焼きそばなどを味わいながら交流した。

 懇親会の中で、ボウリング大会の表彰式が行われ、留学生たちに賞品が贈られた。優勝したのは韓国人留学生のユン・ヒョンホさん(旭川大)。準優勝は中国人留学生のファルカ・マイアルダンさん(道教育大旭川校)だった。

 懇親会の最後に、留学生を代表して旭川医大大学院に留学中のアミラ・アリムさん(中国・新疆ウイグル自治区出身)があいさつ。「楽しく遊び、おいしく食事をすることができました。ご多忙の中、留学生のためにこの会を開いてくださり、感謝いたします」と流暢な日本語でスピーチし、大きな拍手が送られていた。