道北地方の〝台所〟を支える、市内流通団地のキョクイチ、一印旭川魚卸売市場、丸果旭川青果卸売市場の三市場で五日、初セリが行われた。

 合同開市式を行った一印と丸果では、丸果の辻利郎社長が「皆さまのお役に立てるよう一日一日を大切に、一歩一歩進んでいきたい」、一印の竹田剛社長は「新生一印として三年目を迎える事が出来ました。厳しい時代ですが、我々は前を向き、知恵をしぼりながら邁進していきたい」と年頭の挨拶。

 水産物の初セリでは、餅や酒などの縁起物を付けた「祝いかぎ」が用意され、威勢の良い掛け声とともにセリが始まった。シマアジやウニ、ヒラメなど十種類以上がセットになった「一番かぎ」は、市内の今津水産が十万円で競り落とした。