地域の実情に合った新しい資金資源と協働に関する意見交換会が三十一日(水)午後二時から、市民活動交流センター(宮前一ノ三)で開かれます。あさひかわ遺贈寄付フォーラム実行委員会(仮称)と北海道道民財団準備会の主催です。

 従来型の行政からの助成や補助、個人や企業などからの寄付という形ではなく、地域で活用できる様々な資金源を、より地域の実情に則して循環させる仕組みを作ろうという目的です。

 全国的には「コミュニティ財団」という組織作りの中で、この活動が広がりつつあります。コミュニティ財団とは、地域社会と公共的関心を持つ市民で構成される公共的な社会貢献機関で、個人や企業、団体その他から寄付、遺贈された基金を管理する団体のことです。

 会では、一般社団法人全国コミュニティ財団協会の鈴木祐司副会長から、地方での財団の設立の動きや、財団の役割などについて話を聞き、課題を共有しながら意見を交わします。

 主催者は「地域の資金循環や地方創生に関心のある金融・行政・教育関係者や社会課題に取り組む市民団体などのほか、多くの市民の参加を募ります」と呼びかけています。約二時間の予定です。

 参加は無料です。資料準備のため、きょう三十日までに、氏名と連絡先(電話かメール)、所属・役職を電話かメールで申し込むこと。

 申し込みと問い合わせは、事務局の佐藤さん(TEL070―5610―9208、メール sato@doumin.org)へ。