旭川や函館、札幌、滝川、士別の劇団が集まり、短編演劇を上演する「旭川豆芝居5」が二月三日(土)と四日(日)、市公会堂(常磐公園内)で行なわれます。まちなかぶんか推進協議会の主催。

 土木建築業「㈱芝組」の後継ぎを、会長・芝アオイの亡夫「タコヘイ」の六人の隠し子の中から、歌合戦で選ぶというストーリー。プロローグ「芝家の事情」に始まり、五つのまちから集まった六つの劇団が「『タコヘイの隠し子』六家族のものがたり」と題した、六つのショートストーリーを演じ、エピローグ「芝家の結論」へと続きます。

 「旭川豆芝居」は二〇〇三年(平成十五年)と〇四年(同十六年)に開かれましたが、その後、会場や経費の都合などで中断し、二年前に復活しました。各劇団が書いた脚本をシャッフルし、別の劇団が演じます。すべての劇団が揃うのは上演当日で、劇団同士の交流や刺激にもつながる企画です。

 まちなかぶんか小屋の有村幸盛さんは「昨年と同じ『家族』がテーマですが、今回は、音楽バンドが参加して歌合戦が繰り広げられます。昭和歌謡は、多くの人の心に響き、幅広い方が楽しめる舞台になると思います。旭川の家族を描いた作品の作者は、今回が初戯曲です。これも注目したいところです」と話しています。

 出演劇団は、41×46(函館)、劇団fire works(札幌)、演劇集団:森組(滝川)、一歩座(士別)、演劇ゼミ ふりだし(旭川)、スペシャルユニット(同)。プロローグとエピローグには、旭川の劇団やフリーで活動する役者が出演します。演奏はgf―special(ジーエフスペシャル)が担当します。

 チケットは一般千円、ぶんか小屋会員八百円。高校生以下は無料ですが整理券が必要です。未就学児童は入場できません。まちなかぶんか小屋(七条買物公園)、こども冨貴堂(同)、ジュンク堂書店旭川店(一条買物公園)、市民文化会館売店(七ノ九)、玉光堂イオンモール旭川駅前店で販売しています。

 三日(土)は午後七時、四日(日)は午後一時に開演します(両日とも三十分前開場)。問い合わせは、まちなかぶんか小屋(TEL23―2801)まで。