北国の小学生と南国の小学生の相互交流を目的に、沖縄の琉球大学教育学部附属小学校五年生の児童五十九人が二十五日から三泊四日の日程で来旭し、北海道教育大学附属旭川小学校の児童たちと交流を深めた。

 旭川と沖縄の双方の附属小が互いの土地や風土、歴史などを学ぶために〇二年(平成十四年)にスタートした事業。毎年冬に沖縄の児童が来旭し、旭川からは真夏の七月に沖縄を訪問して交流を深めている。滞在中、沖縄の児童たちのスケジュールには、サンタプレゼントパークでスキー初体験や旭山動物園、大雪山旭岳の見学なども盛り込まれ、極寒の雪国を満喫した。

 附属旭川小で二十六日に行われた歓迎集会では、全校児童が見守るなか、沖縄の子どもたちが、沖縄伝統の踊り「エイサー」を披露すると、そのお礼に附属旭川小全校児童が合唱で歓迎の気持ちを表現した。また、合同で学ぶ交流授業や、給食交流では互いの地域の話で盛り上がった。

 集会終了後はグラウンドで雪合戦やチューブすべりなどの雪遊びを全員で楽しんだ。雪遊びを満喫した棚原大和翔くん(琉球大学付属小五年)は「特定の地域でしか体験できない遊びなので貴重な時間でした。帰ったら学校新聞にしっかりとまとめたいと思います」と話していた。