今年四月に創業百二十年を迎える近藤染工場(一ノ三)が十日(土)から十二日(月)まで、大漁旗や切り絵幕、手ぬぐいなどを展示する「近藤染工場展」を旭川フードテラス一階(五ノ七)で開催します。

 同社は一八九八年(明治三十一年)四月、現在地に近藤染舗として開業。以来、明治、大正、昭和、平成にわたって、大漁旗、袢天(はんてん)、のぼり、風呂敷などを伝統的な技法を継承しながら、時代に合ったデザインを取り入れて制作し、愛され続けてきました。

 二〇〇七年(平成十九年)からは、旭川を拠点に活躍するデザイナーあべみちこさん(よつば舎)がデザインする干支手ぬぐいの制作・販売を開始。今年の干支「戌(いぬ)」で十二支がひと回りし、全ての干支手ぬぐい揃いました。

 同展では、同社の歴史を象徴する大漁旗や袢天を始め、あべさんの干支手ぬぐいを展示します。

 観覧無料。午前十時から午後五時まで(最終日の十二日は午後四時まで)。