ギャラリーシーズ(旭町二ノ三)で二十一日(水)から、「日本の心 ―富士と桜―」展が始まります。

 時代を超えて多くの芸術家たちが表現してきた「富士」と「桜」に焦点を当て、現代を代表する日本画家、洋画家、陶芸家ら二十五作家、三十点を一堂に展示する企画展です。

 現代洋画壇の第一人者、絹谷幸二『日之出富士』、日本画壇から片岡球子『大観山の靑富士』、平松礼二『さくら富士図』、中野嘉之『赤富士』など。また、十三代酒井田柿右衛門『染錦 東海道五十三次大壺』は、径三十一・七㌢、高さ四十一㌢の壺の全面に江戸・日本橋から京都・三条まで、東海道の五十三の宿場が描き込まれた柿右衛門窯の記念碑的作品。一見の価値ありです。

 ギャラリーを主宰する久木佐知子さんは、「なかなか目にすることが出来ない作品もあります。この機会に足を運んでいただければ」と話しています。

 観覧無料。三月五日(月)まで。午前十一時から、午後六時半。火曜休廊。問い合わせは、ギャラリーシーズ(TEL53―8886)へ。