イラン映画「人生タクシー」の上映会が三月十八日(日)、シアターカンダ(三ノ八神田館三階)で行われます。旭川映画村(多田裕哉代表)の第百九回例会としての上映です。

 ジャファル・パナヒ監督は、反政府的な活動を理由に、二〇一〇年から二十年間の創作活動禁止令を受けています。同監督がタクシー運転手に扮することで制約を回避し、厳しい情報統制下にあるイランの首都・テヘランに暮らす乗客たちの人生模様を描き出して行く物語です。

 車載カメラの映像をメインに、ドキュメンタリーのようにも、フィクションのようにも見えるユニークな手法で作られています。個性豊かな乗客たちが繰り広げる悲喜こもごもの人生、そして知られざるイラン社会の核心を描き出します。二〇一五年のベルリン国際映画祭金熊賞など、多くの賞を受賞しています。

 上映開始時刻は①午前十一時②午後一時半③四時。チケットは一般前売千二百円(当日千五百円)、高校生以下は千円(当日のみ)。市内の冨貴堂(南六条店、豊岡店、末広店)、こども冨貴堂、ジュンク堂書店旭川店、ホテルカンダ、コープさっぽろ文化教室(永山シーナ、ルミネ東光)、あさひかわ新聞で取り扱っています。

 チケットの予約、問い合わせは旭川映画村(TEL23―3623)へ。