東日本大震災が起きる以前から、飯館村の人々を撮影してきた写真家・管野千代子さんの写真展が十八日(日)まで、こども冨貴堂(七条買物公園)のギャラリーキッズで開催中です。

 管野さんは、一九四六年、宮城県角田市生まれ。福島県浪江町に住み看護師として働きながら、折に触れて飯舘村に通い、山里の暮らしを撮り続けてきました。自身も原発事故の被災者となりながらも、浪江町や福島県内の仮設住宅などを訪れ、撮影し続けています。

 震災から丸七年が経過し、次第に報道されることも少なくなり、被災地以外では徐々に「3・11」は風化しつつあります。写真を通して、改めて被災地の現状を知り、一人ひとりが少しでも復興に向けて何ができるのか、を考えさせられる写真展です。

 震災前後の写真二十点が展示されているほか、写真集(八百円)やポストカード(五枚セット/五百円)の販売もしています。

 入場無料。問い合わせは、こども冨貴堂(TEL25―3169)へ。