アーサー・ビナードさん(50)の講演会が四月八日(日)午後六時半から、ときわ市民ホール四階多目的室で開かれます。市民グループ・チーム今だからの主催。

一九六七年、米国ミシガン州生まれ。一九九〇年、来日。日本語学校で教材だった小熊秀雄の童話『焼かれた魚』を英訳したのをきっかけに、日本語での詩作、翻訳を始めました。以来、詩人、俳人、エッセイスト、絵本作家など多彩な活動を続けています。詩集『釣り上げては』(二〇〇〇年・思潮社)で中原中也賞。エッセイ『日本語ぽこりぽこり』(二〇〇五年・小学館)で講談社エッセイ賞。『ここが家だ―ベンシャーンの第五福竜丸』(二〇〇六年・集英社)で第十二回日本絵本賞など受賞多数。二〇一二年から、市民実行委員会が主催する公募賞・小熊秀雄賞の選考委員を務め、旭川と深い縁があります。

日本国憲法を守ろうと活動し、反原発の論客としても知られるビナードさんが「引き継げなかったいたみを越えて生きる」と題して話します。日本人よりも正しく日本語を操る〝言葉の達人〟が、今回はどんな切り口で日本の「今」を客観的に見せてくれるか、注目です。

前売りチケットは八百円(当日千円)、大学生、障がいがある方四百円。高校生以下は無料です。こども冨貴堂(七条買物公園・TEL25―3169)、あさひかわ新聞(八ノ六・TEL27―1577)で扱っています。