第五十一回小熊秀雄賞の最終選考会にノミネートされる作品が、このほど実行委員会から発表された。

旭川ゆかりの詩人・小熊秀雄の名を冠する、現代詩集の公募賞で、市民実行委員会(橋爪弘敬会長)の主催。

今回は、全国から九十二点の応募があり、一次、二次の選考で次の五点が選ばれた。順不同(応募受付順)。

『サントス港』佐藤モニカ・沖縄県名護市
『遠い日の夢のかたちは』崔龍源・東京都青梅市
『タエ・恩寵の道行』林美脉子・北海道札幌市
『島―パイパテローマ』佐々木薫・沖縄県那覇市
『ディオニソスの居場所』藤本哲明・兵庫県神戸市

選考会は七日(土)午後三時から、和風旅館「扇松園」(市内高砂台三)で開催される。選考委員は、アーサー・ビナード(詩人・エッセイスト)、佐川亜紀(詩人)、堀川真(絵本作家・名寄市立大准教授)、松井晶彦(演出家)の四人。

報道機関への発表は、九日(月)午後一時から、旭川市役所の市政記者室で行う。

贈呈式は、五月十二日(土)午後三時から、旭川トーヨーホテルで。受賞者には、正賞として「詩人の椅子」(板津邦夫・デザイン、カンディハウス・制作)、副賞三十万円が贈られる。

また、第五十回小熊賞の山田亮太さんが、記念講演を行うことになっている。参加費は千円(会員五百円)。誰でも参加できる。

問い合わせは、あさひかわ新聞二階の実行委事務局(TEL27―1577)へ。