NHK旭川放送局(星野豊局長)が北海道命名百五十年にちなみ、旭川発「故郷のうた」と題するイメージソングをつくり、ラジオ第一と総合テレビで流し始めた。

歌は、旭川出身で東京でゴスペル歌手として活動する松本優香さん、ジャズプレーヤーの河田健さんのサックスが曲に深みをもたせて、スケールの大きなバラードに仕上がっている。

映像は、今年十二月から本放送がスタートする超高精細の4Kカメラで撮影した、四季折々の道北の風景。そして、ご当地バーチャルアイドルの最上奏音(もがみ・かなね)、愛称・モカちゃんも登場する。

星野局長は、「昨年六月に旭川に赴任してから、旭川を含む道北地域の皆さんが元気になる、心豊かになる、そんな番組や放送ができないかと考えてきました。昨年十二月、歌を作ろうと思い立ち、局の若いスタッフたちによるプロジェクトチームが、皆で相談しながら作りました。だから作詞作曲は、NHK旭川放送局です」と笑顔で話す。

旭川発「故郷のうた」は今月から一年間、ラジオ第一と総合テレビで、週に四、五回、道北地域限定で放送する予定だ。

星野局長は、「旭川市にも相談して、夏まつりや冬まつりに、松本優香さんを呼んでもらえたら、コンサートも開けるかなと考えています」と構想を膨らませている。

映像は、NHK旭川放送局のホームページ、NHK・どーがレージのほか、ユーチューブ、ニコニコ動画などでも見ることができる。