日本の「胎内記憶」研究の第一人者・池川明先生の講演会が、五月三日(木)午後一時半から、市民活動交流センター(宮前一ノ三)で行われます。サニーズアニマルクリニック(櫻井辰徳院長)の主催。

池川先生は一九五四年(昭和二十九年)、東京都生まれ。帝京大学医学部卒・同大大学院修了。医学博士。上尾中央総合病院産婦人科部長を経て、八九年、神奈川県横浜市に池川クリニックを開設。「出生前・周産期心理学協会」の日本におけるアドバイザーも務めています。

「胎内記憶」とは、お母さんのおなかの中にいた時の記憶であり、話す時期は二~三歳の頃がピークとされています。話の内容は、「暗くてあたたかかった」、「お母さんの声がきこえていた」などというように、多くはシンプルなものですが、中には詳細な記憶を語る子どももいます。彼らは大人が伝えていない情報を既に知っており、それらが現実と合致しているケースも少なくありません。

主催者の櫻井さんは、「これらの証言を今現在の科学の力で証明することはできませんが、実際多くの証言がある以上、信じざるを得ません」と話しています。

また、胎内記憶を語る子どもたちは、共通して「お母さんとお父さんを幸せにするために生まれてきたんだよ」という意味合いの話をするそうです。

「この講演を聴いた後には、いつもは怒ってしまう子どもの行動にも、笑顔で対応できると思います。また、他のお母さんやお父さんたちと関わり、みんな同じように悩みを抱えているということに気付き、共有することで、少しでも心が楽になると嬉しいです」と櫻井さんは呼びかけています。

参加費は、大人(十八歳以上)前売千五百円(当日二千円)、高校生以下無料。午後一時開場、同一時半開演、同四時半終演の予定です。申し込み、問い合わせは池上明講演会実行委員会 in ASAHIKAWA(TEL090―7514―1021、メール events@sakuraitatsunori.com)へ。